つきいれだんご
神武天皇が食べたと伝わる「だんご」は今でも食べることができる。現在も日向のお店
で売られている。写真はその「つきいれだんご」とパッケージの一部で、以下はこれに
載っている文章の一部である。
古代銘菓
登録商標「御船出だんご」
南国日向の神話と伝説は人々の郷愁をさそいます。神武天皇はここ日向の国美々津港よ
り御船出になり海路大和への旅にたたれたのでございます。御船出は旧暦8月1日の昼
と決まり、里人は天皇へ「お祝いのだんご」を差し上げる用意をしていました。ところ
が風の都合で夜半になって俄に暁の御船出と変更なされたので慌てた里人は「だんご」
を作る時間がなく、米の粉と煮小豆と塩を混ぜ蒸してつき、特殊な「だんご」を差し上
げたと申します。
美々津ではこの風変わりな「御船出のだんご」を「つきいれ」と呼び、今も実在する独
特な「だんご」です。「御船出のだんご」は伝承されて作りつがれ現在も旧暦8月1日
に昔をしのんで家庭で作られます。
「御船出のだんご」は伝承されて作りつがれ現在も旧暦8月1日に昔をしのんで家庭で
作られます。その「だんご」は煮小豆と米の粉に塩を混ぜて蒸し、古代そのままに砂糖
なしでつくり、黒砂糖をつけて喰べます。これが本場伝統の神武天皇もお召し上がりに
なったという「御船出のだんご」であります。
「御船出だんご」は「日向たつみや」さんのところで売っているので、興味のある方は
一度寄られるといいだろう。(日向市美々津町 電話0982-58−0041)(01.
09.17)
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